勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の十話目、小吉が12歳の時の話です。
信州に出張していた兄・彦四郎が帰って来ました。小吉が読み書きもできないことに衝撃を受け、当時最高峰の教育機関であった湯島聖堂へ、小吉を通わせることにした彦四郎。しかし、小吉が真面目に塾へ行くはずもありません。
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2021年2月に描いた絵です。ここに描いた絵の分だけ、はやおきの漫画作業は滞っていますが、いつか役に立つかもしれないので生温く見守ってやってください。
新しいのが、上に来ます。
小吉with笠&羽織。
小吉が18歳の時、信州にお兄ちゃんと行って仕事を手伝った時のイメージです。
当初、もっと深い三角の笠を被せてたのですが、調べたら、武士は「一文字笠」といって、平べったい円状の笠を被っていたみたいです。確かに、深い笠だと、いざというとき視界がきかなくて大変だものな…多分だけども。最初から頭が切れてる構図だったので、真っ平らの笠にするとカッコがつかないので、往生際悪く、中途半端な浅い笠となりました。こーゆうタイプのもあったみたいです一応。
ホントにそうだったっぽい、生々しい佇まいになってると思います。
相変わらず、サインを忘れておる。
追記:平山行蔵先生からもらった「尽忠報国」の目貫の刀を差しています。描いたのに忘れてた。
ごくノーマルな小吉。
インナーが、中でピラピラしているのがよいのです。
マンガ『夢酔独言』序編の本が出来ました。
前回作った試作本より3ミリほど周りを大きくとり、試作本で途切れていた箇所も入るようにし、両面コピーの際に少し濃いめにして、(多分)見やすくしました。
内容の内訳は以下の通りです。
1 表紙(カラー)
2 表紙裏、原作一節引用
3 中表紙(カラー)
4 扉絵見開き右
5 扉絵見開き左
6 目次
7 マンガ『夢酔独言』一話1ページ
8 2ページ
9 3ページ
10 4ページ
11 5ページ
12 6ページ
13 7ページ
14 8ページ
15 9ページ
16 10ページ
17 11ページ
18 12ページ
19 13ページ
20 14ページ
21 オマケ絵
22 人物紹介
23 参考書籍
24 裏表紙(カラー)
本を作るまでがあまりに大変だったため、これをどうするか考えていませんが、10冊ぐらいは量産したいです。
次は子供編(二話~十話)を本に出来るように頑張ります。できれば今年中に…。100ページ近くになるし、今度こそちゃんと「商品」ぽいクオリティーに仕上げたいです(和綴じ大好きだけど)。一話はそっちに統合したりできますし…そのつもりは今のところ無いですが。
2020年12月に描いた、ペン入れした絵です。
新しいのが、上に来ます。
いつぞや描いた徹夜の落書き漫画を、ペン入れして字を入れました。
大晦日は、歳神様を迎えるために、朝まで起きていたそうです…という話を聞いて、描きました。
…そのワリに、公開するのは翌日という…。
江戸時代のサンタクロース(の格好をした小吉)。※フィクションです。
冬の寒空を飛んで行くから、飛行機乗りみたいな出で立ちだったんじゃないでしょうか。奈良とかから鹿借りて…空飛べるやつ。
頬杖をついて寝そべる小吉。
ラフな絵ですが、表情と手のポーズは好きです。
しかし、実際着物で寝そべったら、襟とかこんな具合にならないように思います。
9歳頃の信です。面倒くさいので毛流れがよくわかるように、ベタなしです。
こちらも、その年頃の女の子のいろんな髪型を足して割ったものです。
この頃になると、眉毛を生やして、頭の剃ってる面積も小さくなってます。
5歳頃の信です。いろんな資料の、この年頃の女の子の髪型を足して割りました。家によって、どんな髪型にするか違うんじゃないでしょうか。
さっきちょっと見返してたら、江戸時代は、3歳頃まで髪型に男女差はなかったそうです。
丸い物で片目を隠している図を描きたかったので描きました。
お皿の裏面は、小吉の時代に合わせて蛸唐草でもよかったかもしれません。シンプルだし。
八話時点の、10歳の小吉です。
こういう生々しい表情は好きです。
どこかで使うかもしれないので、下書きを残しています。下書きを消すと、何かが死んじゃうのです。