マンガで読める『夢酔独言』

マンガで読める『夢酔独言』

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

マンガ『夢酔独言』一話を本にします(はやおきのデジタル戦記)

    皆様ご機嫌麗しゅうございますでしょうか、マンガ『夢酔独言』作画担当者のはやおきです。

    先日(どれくらい前だったか忘れたけども)、「デジタル作業をやらなければいけないが自分に出来るわけがない、こんな自分はダメ人間だ!」というのをじっくりたっぷり煮詰めたブログを書きましたが、あれから何やかんやで漫画一話目を一冊に綴じることにしました。

    困ると一周回って、高めの目標を設定しがちなのです。血迷った受験生のような思考回路ですね。

 

    そんで、今年中にどうにかしようということで、現実世界の細い人脈を頼ってどうしたらいいかというのを探ったらば、

 

・一話だけならトーンまで貼っていてセリフを入力するだけでOKなので、手持ちのボロいノートパソコンでも可

・とにかく時間が無い

・ひとまず10冊だけ、ページをコピー出力して人力で綴じて制作(加工ソフトが優秀なので、ページの見開き構成とかをしてくれるらしい)

・とにかく時間が無い。慣れるために、空いている時間、常にパソコンをいじれ

 

となりました。

 

    今回のことで思ったことには、「時間が無い」の効果は絶大ということです。

 

 

 

※以下、はやおきがデジタル作業に取り組むさまを書いていますが、特にお役立ち情報とかは無いです。

 

 

 

    何にしろ時間が無いので、よく知らないけど文字入力ができるというソフトをダウンロードです。

    はやおきはダウンロードとかロクにしたことが無いので、する前はソフトのダウンロードって半日くらいかかるのかな?そんで放っとくうちに放っとき過ぎて無効になったり、大量のよく分からん、映画マトリックスばりの膨大な英語と記号が真っ青になったパソコン画面いっぱいに表示され、頻繁にフリーズし、強制終了(シャットダウン)を繰り返すためダウンロードは振り出しに戻り、それがパソコン自体の不具合を誘発してついには故障…怖過ぎる!!などと想像していましたが、実質10分ぐらいでアカウント登録からダウンロードまでできました。

    というか、日本語のガイドがついてるんですね。会社の名前がカタカナだから、全部英語かと思ってた(発想の飛躍)。

 

    はやおきは根がネガティヴで怠け者なので、「先へ進んだら、何か決定的に絶望的な事実にぶち当たるに違いない…もう嫌だ!」と思い、試しにログインしてログアウトして、初日はそこで終了です。

    ログインした際に膨大な「こうしたらいい感じの絵が描けますよ!」みたいな使う人向けの見出しを目にし、「ああ…最近の若い人はこのようなものを若かりし日から取り入れ、日々精進しているのだ…自分は追いつけるだろうか…というか追いつける気がしないので見ないふりをしよう…」と、ダメ人間らしい感想を抱くことも忘れません。

 

    翌日、スキャン(機械に紙を挟んでガーッとすると、紙に書かれているものがデータになる作業)したアナログ原稿のデータが入ったUSB(シャープペンの芯入れみたいな形状の、デジタルデータを入れておける道具)をノートパソコンにブッ挿しますが、データが加工ソフトに移動できません。

    「ほら来た困難!」と思って投げ出しそうになるも、そこは今年一番の(年末になると使いだす言い回し)根気を振り絞り、google先生に聞きに行ったり、ソフトをいじったりしますが分からず。

    「まぁ作業はしたから今日は終了!」と思いつつ、脳裏にある可能性が浮かびます。

「アカウント取得はしたけど加工ソフトを開いていないんじゃないか?『ソフトを開く』っていうコマンドが左上にあるし…」

と…!

 

 

 

    さらに翌日。

    「とかいって何か決定的に絶望的な事実が(以下略)」と思いつつ、ソフトを開くを選択です。ソフトが起動しました。

    ソフト開いてなかったんかい。

    道理で、作業に関するコマンドが一切見えないと思ったぜ!

 

    その翌々日、いろいろいじった末に出来たページがこれです。

 

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    マンガ『夢酔独言』目次ページです。

    フォント(字体)が有り合わせだったり、トーンの具合がよろしくないので後で直しましたが…

    思ってた58倍簡単だったよ。

    誰に聞いても「出来る」って言われなかったから、出来ないものだと思ってた。

 

 

 

    もしこれから初めてデジタル作業をする方がおられましたら、私が欲しかった言葉として言いますが、大勢の方が使っているツールというのは、大勢の方が使えるようになっているものです。

    筋道と順序を間違えず、根気よく取り組み続ければ、いつかは出来るものです。

    もし分からない用語ばかり飛び交っていたとしても、そこはまだ自分の段階ではないというだけです。そこまで行けば、おのずと理解できるようになります。

    そして、恐れて2年触らないよりは、分からない状態で2年続ける方が、目的・目標に近づくものです。こんなはやおきでも出来たのですから。

 

 

 

    などと言いつつ、これからぶち当たるかもしれない壁に怯えながら、はやおきはデジタル作業をしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…と書きましたが、実はこの記事を公開する段階で(ここ以前の文章を打ったのは半月前くらい)、後は刷るだけというところまで来ております。途中でいよいよダメになったら、刷ろうとした事実ごと葬り去ろうという小ずるい心理が働いたためですが、どうやらメドが立ちました。

 マンガ『夢酔独言』一話14ページ+表裏表紙その他もろもろ、計24ページを予定しています。

 

    とは言えど、やはり不慣れ故の面白困難に見舞われてはいます。

    果たして年内に、一冊くらいは試し綴じまでできるのか(容赦なく下がるハードル)!?