マンガで読める『夢酔独言』

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勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

マンガ『夢酔独言』目次④ 家出編2

 マンガ『夢酔独言』の四十七~五十三話が、ここから読めます。

 小吉21歳夏の、二度目の家出のエピソードです。

 初っ端から身ぐるみをはがされ、無一文になって物乞いをしながら続けた14歳の時の一度目の家出とは違い、21歳の小吉は、計画的かつ悪質に快適な旅を満喫します。一方で小吉の妻・は江戸で体調を崩す…。

 五十三話で、有名過ぎる息子・麟太郎(後の勝海舟)が誕生します。

 

 

 

・四十七話 七年ぶりの箱根

 

  21歳の5月28日、小吉は吉原から朝稽古へ行き、その足で東海道へ走る。

 14歳の時世話になった小田原の漁師・喜兵衛を訪ねて盗んだ金を返し、剣術遣いになったことを自慢する小吉。

 箱根の関所に差し掛かるが、前回同様、通行手形は持ってない。そこで小吉は、嘘の関所越えの理由をでっちあげる。

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・四十八話 おれは水戸の使い

 

  関所を越え、三島宿へ来た小吉。宿から「一人旅は泊めない」と言われ、またまた一芝居うち、食事も宿も駕籠もタダでもらうことに成功する。

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・四十九話 二度と帰らない

 

  「何ぞあったら切り合って死のう」と覚悟を決めて、怖いものなしで旅を続ける小吉。かつて世話をした遠州掛川の中村帯刀を訪ねる。

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・五十話 元居候の家に居候

 

  掛川からも早々に出発しようとする小吉だが、中村帯刀の父親に引き留められ、滞在を延ばすことに。一方、江戸では、小吉の妻・信が倒れる。

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・五十一話 婿を捜せ

 

  江戸にて小吉の妻・信が体調を崩したことをうけ、小吉の甥・男谷新太郎が、小吉を迎えに掛川へ向かう。

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・五十二話 これはお主を入れる檻

 

  新太郎に説得され、掛川から江戸へ帰った小吉。兄も父親も何も言わないので安心していると…。

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・五十三話 おれの子だよ

 

  妻の妊娠を知らされ、同時に自分の家の座敷牢へ入れられる小吉。そして文政六年(西暦1823)1月30日、長男・麟太郎の誕生を、小吉は檻の中で迎える。

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 五十四話から、小吉が檻を出て、本所・浅草界隈で幅を利かせる「壮年編」が始まります。神社の宴会で刀を抜いたり、祈祷師や処刑人に弟子入りしたり、息子が先に出世したと思ったら犬に噛まれて看病したり、人を世話し過ぎて自分は貧乏になったり、兄と揉めて殺されそうになったり、吉原の二階から人を投げたりします。

 

 五十四話「二十四歳で隠居も早過ぎる」はこちらから。息子はまだ3歳です。

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