マンガで読める『夢酔独言』

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『夢酔独言』 一話 城を渡す息子と檻の中の父親

 『夢酔独言』  一話   城を渡す息子と檻の中の父親

 

 

 勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』より。

 

 慶応四年(西暦1868)、江戸・薩摩屋敷にて、新政府軍江戸総攻撃を止めさせるため、西郷隆盛との交渉に臨む勝海舟

 その46年前、海舟の父親・勝小吉(21歳)は、海舟を身籠る妻から引き離され、檻に入れられていた。理由は、江戸で喧嘩三昧の悪行を重ねた挙句、遠州掛川まで家出して勝家を潰しかけたから。

 教科書に載っている息子より危険で激しい(かもしれない)父親の物語、スタートです!

 

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※マンガ『夢酔独言』は2015年に描き始めたものです。その時描いた一話目もあったのですが、今見るとあんまりお粗末なので、2018年、ブログを始めるにあたって描き直しました。

 

 冒頭のくだりは、勝海舟のインタビュー本『氷川清話』の一節を元にしています。

 

 当日おれは、羽織袴で馬に騎(の)つて、従者を一人つれたばかりで、薩摩屋敷へ出掛けた。まづ一室へ案内せられて、しばらく待つて居ると、西郷は庭の方から、古洋服に薩摩風の引つ切り下駄をはいて、例の熊次郎といふ忠僕を従へ、平気な顔で出て来て、これは実に遅刻しまして失礼、と挨拶しながら座敷に通つた。その様子は、少しも一大事を前に控へたものとは思はれなかつた。

 

  勝海舟は『氷川清話』の中で、伊藤博文大久保利通など、幕末明治の政治家について語っていますが、だいたいの人についてはさんざん文句を言って、小馬鹿にしています。

 ところが西郷隆盛についてだけは、やたら褒めていて、買っていたようです。

 

 また、西郷の見た目について、

 西郷といふと、キツさうな貌(かお)をして居たやうに書かぬと人が信じないから、あゝ書くがね、ごく優しい顔だつたよ。アハハなどと笑つてネ、温和(おとな)しい人だつたよ。

 と言っています。

 

 

 

 一方、時はさかのぼって、文政五年(西暦1822年)。

※マンガは文政四年になっていますが、間違いです!

 檻に入れられているのは、『夢酔独言』の原作者兼主人公です。

 彼のフルネームは「勝左衛門太郎惟寅」、1802年生まれの20歳です。通称勝小吉。

 小吉の妻・信(のぶ)が身ごもっているのに、夫である小吉はなぜか檻の中です。

 

 一話目なので、思わせぶりなシーンをつないであるんですが、だいたい原作通りです。

 

 小吉はなぜ檻に入れられているのか?

 字が読めないのにどうやって『夢酔独言』を書いたのか?

 額の傷の原因は?

 

 読めばわかるさ!

 

 

 

  原作では、物語は小吉が生まれるところから始まっています。

 

 おれほどの馬鹿な者は世の中にもあんまり有るまいとおもふ。故に孫やひこのために、はなしてきかせるが、能々(よくよく)不法もの、馬鹿者のいましめにするがいゝぜ。おれは妾の子で、はゝおやがおやぢの気にちがつて、おふくろの内で生れた。夫(それ)を本とふのおふくろが引とつて、うばでそだてゝくれたが、がきのじぶんよりわるさ斗り(ばかり)して、おふくろもこまつたといふことだ、と。

 

 二話「凧喧嘩で頭がへこむ」に続きます。次の5歳の時の話が、最初のエピソードになります。

 

musuidokugen.hatenablog.com

 

 


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