『夢酔独言』 七十一話 帰って来た息子
7歳の時、江戸城にスカウトされ、将軍の孫・初之丞様のお相手をすることになった麟太郎(後の勝海舟)。2年のお城勤めの後、勝家に帰って来ました。
さっそく学問を始める麟太郎に、獰猛なアレが襲い掛かる…!
今回も、もろもろの都合(当初初之丞様が亡くなってお役御免となったと思い込んでたけど実際はそうじゃなかったの)で1、6、7ページは最近になって描き直したページです。
麟太郎がお役をとかれた理由は、それらしくつじつま合わせをしてあります。
原作該当箇所はこちら。
岡野へ引越してから段々脚気もよくなつてきたから、二月目にか、息子が九つの年、御殿から下つたが、本のけいこに三つ目向ふの多羅尾七郎三郎が用人の所へやつたが、或日けいこにゆく道にて、…
ここらら、『夢酔独言』でいちばん有名なくだりが始まります。麟太郎のピンチに、小吉は何をするのか!?…私は原作読むまで知りませんでしたが。
マンガ後半では麟太郎が畑とかがある道を歩いていて、百姓の人も居るロケーションなんですが、実際は江戸の町中だったと思います。
七十二話「犬に食われた息子」に続きます。