マンガで読める『夢酔独言』

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勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

『夢酔独言』 三十六話 居候・引っ越し・詰めきり

『夢酔独言』   三十六話 居候・引っ越し・詰めきり

 

 謎の新キャラ(三十五話参照)は置いといて、小吉の事情です。

 行くあてもなく困っている青年を、小吉は家に泊めてあげます。その一方で、引っ越しを決意します。

 秋になり、兄の信州出張へ付いて行くことになった小吉。兄・彦四郎は体調不良で、小吉に仕事を任せることに…?

 

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 前半のやりとりは、ほぼ脚色です。

 ・小吉はこの後家に大勢居候を置いたが、そのきっかけ

 ・勝家は親戚に食べ物をもらっていたらしい(『氷川清話』より)

 ・この年(18歳の時)小吉は新しい家を建てて引っ越した

以上の出来事をお話にしました。『夢酔独言』では、具体的なやりとりは出てきません。

 なるべく原作通りを心掛けているので、創作部分に力を持たせないよう、フィクション部分に出てくる人には、名前がありません。

 

 『平子龍先生遺事』の、煙草盆のくだりはこちら。

…道にて両人申しけるは、先生は人々英雄と申す故に、我等も今日貴殿を頼み参り謁見(えっけん)せしに、たゞの人に変る事なし。其様は、定めし太き煙管にても煙草を飲み申され、或は猿滑(さるすべり漢字が出てこない… )の煙草盆にても置かれ候事と存候ところ、一向に其様な儀もなく、何事にも 構(かまい)なく澄まし居られ候。我等が胸に落ちずと申しけるはをかしき申し様と存じ、其後先生へ咄しければ、彼は人中のうつけ者なり。…

 

 平山行蔵先生は世間では英雄と評判だから、太いキセルでタバコを吸ったり、上等な煙草盆を置いていると思ったのに全然そんなことない、変だなぁという話です。何だその英雄の基準は…。

 サブタイトルにある「詰めきり」とは、常駐の意味で、ここではお兄ちゃんと信濃へ行ったことを指します。

 

三十七話に続きます。

musuidokugen.hatenablog.com

 

 

 

 

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