マンガで読める『夢酔独言』

マンガで読める『夢酔独言』

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

和柄コレクション 道具②

和柄コレクション 道具②

 

今回は、はやおきが手元に持っている道具模様の布を紹介します。いずれも明治~大正時代の貴重な古布です。

 

 

 

・達磨(だるま)
f:id:hayaoki6:20181227130705j:imagef:id:hayaoki6:20181230222642j:image
f:id:hayaoki6:20181230222646j:image

 

 玩具のダルマです。なんか手みたいなのが付いてますが、古典和柄の世界では、たまにちょくちょく、モノの両端に、ヒモと玉を付けるという謎のトレンドがあります。ヤジロベエとか、でんでん太鼓をイメージしたものと捉えてください。

 

 

 

・茶道具尽くし
f:id:hayaoki6:20181227130725j:image

 

 茶せん、五徳、棗(抹茶を収納する蓋つき器)、目鐶(茶釜を上げ下ろしするときに付ける道具)など、茶道具がちりばめられています。アクセントの七宝と花模様がかわいい。

 

・玩具尽くし
f:id:hayaoki6:20181227130716j:image

 

 達磨、鳩車、春駒(馬の頭)、鞠、張り子の牛などのおもちゃ尽くしです。

 

・琴柱(ことじ)
f:id:hayaoki6:20181227130721j:imagef:id:hayaoki6:20181227140629j:image

 

 この虫みたいなのが、琴柱です。琴柱とは、琴の弦を支えて、音を調節する道具。弦をピンと張らせるための道具なので、当然硬い素材で出来てるんですが、アメンボみたいに細長くして、松葉のようにくにゃっと曲げた模様もあります。発想の柔軟さは琴柱の柔軟さ。

 

・菊に錨(いかり)
f:id:hayaoki6:20181227130711j:image

 

 西洋のイカリでなくて、和風のイカリです。和イカリは模様にするとカッコいいので好きです。なぜ菊と組み合わせたかは謎。

 基本藍染めなのですが、すこし灰色がかっていて、布自体がきれいです。

 
・やじろべえ
f:id:hayaoki6:20181227130701j:image

 大きい方のヤジロベエに付いてるのは、柳か何かかな…?とりあえずゴージャスにしたかった説が、個人的に有力。

 

・団扇と扇
f:id:hayaoki6:20181227130731j:image

 

 背景の模様は分銅つなぎですが、ここは網とか水面とか、涼しさをあらわしていると捉えるのがロマン。雪輪型にカットしてあるうちわはフィクションか、ノンフィクションか…。

 

 

 

 

 

 

 今回から、スマートフォンで写真を補正する術を覚えたので、今までよりだいぶいい感じになりました。

 道具模様、まだまだ続きます。

 

 その1はこちら。↓

musuidokugen.hatenablog.com