『夢酔独言』 四十三話 私の新刊をあげる
かつて、湯屋の転宅を世話して40両もらった小吉。それはさておき、吉原で戯作者・柳亭種彦と知り合います。
前半、吉原での小吉のファッションは、中の襦袢は蜀江(しょっこう)に花模様と派手ですが、上は地味な着物となっています。でも、多分いい素材。
描いた当時は全然そんな気はなかったんですが、最後の1ページ以外創作になっています。
高屋彦四郎(=柳亭種彦)との出会いと、吉原で幅をきかせる予兆のお話です。
マンガで本人が紹介している『正本製』は、手元に実物は無いんですが、手前に人物の絵、その後ろに題字が書かれた表紙になっていて、タイトルが絵で隠れまくってるんですが、オシャレで素敵なので、神保町にでも行って探してみてください。あるかどうか分かりませんけども。
原作該当箇所はこちら。
このあたり、時系列が前後していて、マンガはなるべく時系列順にしたので、原作とエピソードの順番が違っています。
四十四話に続きます。