『夢酔独言』 四十六話 夫婦喧嘩
※このお話はフィクションです。実在の勝小吉及び『夢酔独言』とは、最初の一コマ以外、一切関係ありません。
小吉が「信は菓子が好物で、昔畑に落として泣いてた」というようなことを言っていますが、それは十一話目の話です。自分のいいように記憶がすり替わっています。
これを機に、マンガ『夢酔独言』の解説コーナ~。
江戸時代の武士といえば、どこへ行くにもお供がいるはず。ところがこのマンガにはほとんど登場しません。
それは何か邪魔くさいから。
現代ではお供の人はいないのが当たり前ですから、「誰だよこの人?」となって、読んでて気が散ってしまうからです。
でも、カメラの死角に入ってるだけで、じつはいますよ、て設定です。初期の頃とか、ほとんど忘れてるけど。さっきまでいなかったのに、引いた図になると映り込んでたりします。
あと、『夢酔独言』には「~です」という言い回しは出てきません。「~ござります(武士)」あるいは「~ございます(武士以外)」です。※()内の区分は、作者の匙加減です。
なるべく「~ござります」にしたいのですが、セリフの文字数と読みやすさの都合で、マンガでは、「~です」を使うときもあります。
四十七話に続きます。
次のお話から、新章スタートです。