マンガで読める『夢酔独言』

マンガで読める『夢酔独言』

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

2020年11月に描いた絵

2020年11月に描いた、ペン入れした絵です。 新しいのが、上に来ます。

 

 

 

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    やや斜めから見た顔。

    はやおきはこのアングルからの顔を描くのが苦手で(上手に見えないという意味で)、誰を描いても福沢諭吉に見えてしまうのです。

 

 


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    髪を結う信。

    実際こんな風にしてたとは思わないので、演出です。

 

 

 

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 幕末・明治時代の写真に写ってる人の総合イメージです。

 足の甲が、すごくガッシリしているように見えます。

 

 


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 沢三伯(高野長英)さん。1年くらい前に描いたのを、今の画風でもっかい描きました。ちょっと丸顔になってる。

 

 


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  小吉。ふくらはぎが描きたくて描いた絵です。

この時、八話の修正作業をしていて、たいがい最初描いた線が細いから上からなぞるんですが、だんだん慣れてきて、どんどん線が太くなっちゃうのです。その勢いで描いたので、線がド太いです。これはこれで、見やすくていいです。

 

 

 

※オマケ:今回、記事に初めてタグを付けました。そして思ったことには、前の記事でも付けようとして、「付いてんのか付いてないのかよくわかんないな…まぁいいか!」と思いながら公開したけど付いてないなこれ…まぁいいか。

 

 

 

岡野家年譜で読み解く隠居後の勝小吉の行跡

   マンガ『夢酔独言』上坂編(百八〜百二十二話)では、隠居後の小吉が入江町の地主・岡野家の家計トラブルに介入し、解決に必要な大金を手に入れるため、江戸から摂州へ旅立ちます。

    漫画では、このトラブル(以下:岡野家騒動)が起こったのは、発端から解決まで、小吉が隠居してからの出来事と解釈していました。

 

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隠居後の小吉

 

    さて、勁草書房版『勝海舟全集2』の付録に、岡野家盛衰の略年譜が付いています。これを見ると、どうも数年に渡っての出来事だったようです…というのを知りつつ、もうネームを一通り書いちゃったので、詳しく見るのを後回しにしていたのです。

    が、このたびついに順を追って年譜を『夢酔独言』と照らし合わせたところ、「なかなか興味深いじゃん?」と思ったので、清書に際しての構成メモとして、記事にまとめたいと思います。

 

    件の年譜はこちら勁草書房版『勝海舟全集2』の付録より)

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 これを、小吉が関わってくる部分から、『夢酔独言』と照らし合わせていきます。

    なお、この検証に限らず、マンガ『夢酔独言』では、勝小吉の発言を優先的に信じるものとします。

 

 

 

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短信(デジタル作業に関する煩悶)

   マンガ『夢酔独言』作画担当者のはやおきです。原作『夢酔独言』のファンの方々、私もファンです。面白いですよね。

 

    で、このブログに公開する予定の漫画なのですが、いつもセリフの活字入力してくださっている方が、多忙のため作業が滞っております。

    で(2回目)、いつまでも人に頼むわけにもいかないし、この際だから自分で出来るようになろうと思い始めました。というか、3年くらい前から思っているのですが、何しろメカ関係が苦手なので、たびたび人に質問しつつも、返ってくる返答の意味も分からず、分かったところで自分には出来ないということが分かる始末(「何か聞いたことあるな…あっ、いつだかやろうとして延々とエラーになって放置してるやつだ!」とか)、本格的にデジタル作画&活字入力について調べて、何か知らんが何もかも御破算というのが判明したら(例えばアナログ原稿のデータ取り込みが不可能とか、あとはやおきが非常にやりがちな失敗なので易々と想像できるのですが、ある程度作業した末に、出力が出来ないと判明するとか)どうしよう!」と思って、マジに悶々とするだけの日々を送っていた(いる)のです。

 

    あと、デジタル機械は高価なのです。はやおきの生活費(国に払ってるでっかい金額のは置いといて)約半年分です。それを支払ったうえで、思ったような作業が出来るのか?作業のやり易さって機械によるのか?ソフトか?ソフトをダウンロードする的なこと、自分に出来るのか?Wi-fi通ってる所で使えるやつは、何らかの原因でWi-fiが途切れたらどうなっちゃうんだ?

 

    …という具合に、多くの人が、幼い頃から積み重ねた努力によって獲得した当たり前の技術が、自分には分からない(はやおきの分際でおこがましいことに、セリフの活字入力のみならず、スクリーントーン貼りやら修正もデジタルでやりたいのです。昨今のデジタル化の波により、アナログ画材が絶滅しつつあるのです)、しかも行動しないというダメ人間具合と、それに付随する自分による自分への叱責と悪口と人格否定による精神的ダメージと、そんな自分は第三者から見て軽蔑&見放されるに違いないという確信めいた取り越し苦労(あるいは取り越し苦労に見せかけた確信)、やってない年月に比例してデカくなる未知なる技術への畏怖の念、そんでもって失敗が怖い、実は何もかも遅くて手遅れ(重複)なのかもしれない…などといったあれやこれやいろいろのネガティヴイメージが、デジタル技術に対して考えるたびに積み重なっていき、マジで見て見ぬふりをしたいけどもやんなきゃなぁ、今年中に…などと思っているところです。

 

    そんな大げさな煩悶具合に、はやおきは何てバカなんだと笑っていただければ幸いです。

    はやおきも、いずれ「こんなことでこの世の終わりみたいに悩むなんて滑稽だったなぁ」と思いたいです。

 

 

 

 ※はやおきにアドバイス的なものを与えないでください。その通り実行しないと申し訳ないし、かと言ってその通り実行できるか、そのアドバイスの意味を理解できるかすら分からないのです。

 

 

 

    …ハァ、やんなきゃ…。

    今からヨットで世界一周しようとするぐらい困難に思える。

 

 

 

2020年10月に描いた絵

    2020年10月に描いた、ペン入れした絵です。

    10月はTwitterにて「Inktober」という、毎日お題が出されてインクで描いた絵を呟くというイベントがありまして、その絵がメインになると思われます。

 新しい絵が、上に来ます。

 

 

 

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・Inktober2020 Day31:CRAWL

    クロール。

    …江戸時代に絶対無いやつじゃん…と思いつつ、正攻法で描きました。

    褌の尾っぽが絡まりそう。

 

 


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・Inktober2020 Day30:OMINOUS

    不吉。

    普段の行いが悪過ぎて、姑孝行するも怪しまれる小吉です。

 

 


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・Inktober2020 Day29:SHOES

    靴。

    おそらく靴を履いたこともあるであろう勝海舟とかも考えたんですが、あえての信(のぶ)です。服装が今風ですね。

 

 


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・Inktober2020 Day28:FROAT

    浮かぶ。

    お題に乗って浮かぶ小吉。

    題字を活用するのは禁じ手だと思います。

 

 


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・Inktober2020 Day27:MUSIC

    音楽。

    小吉が唄ったくだりはありますが、楽器を弾いていた覚えがない…。

     手持ちの『天竺徳兵衛』より、ガムランを叩く小吉です。長らく謎の装置と思っていましたが、「ヘウレーカ!(テレビ番組)」でガムランが紹介されていて、何物か判明しました。

 

 


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・Inktober2020 Day26:HIDE

    隠す。

    いろんな物事(主に自分の悪事)を隠した小吉ですが、『夢酔独言』で「隠す」といえば、14歳の時の家出の後、金玉が崩れたのを隠すくだりが思い浮かびます。

 

 

 

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・Inktober2020 Day25:BUDDY

    相棒。

    隠居後の小吉と、島田虎之助さん。

    実際の二人は師弟関係でしたが、漫画的には、良き相棒(主に島田さんが小吉のフォローをする)です。

 

 


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・Inktober2020 Day24:DIG

   掘る。

    『夢酔独言』で「掘る」といえば、どっかその辺に穴を掘って、割れ徳利で粥を焚くくだり。

 

 


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・Inktober2020 Day23:RIP

    引き裂く。

    画面を引き裂いて現れる小吉。

 

 


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・Inktober2020 Day:22CHEF

    料理長。

    13歳の頃、姑の婆様と折り合いが悪く、家庭内自炊していた小吉。

 

 


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・Inktober2020 Day21:SLEEP

    眠る。

    描き手が眠ってしまい、21時過ぎに起きてそれから描いたやつです。

    二度目の家出で、三島宿から次の宿へ向かう駕籠の中で眠る小吉。

 

 

 

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・Inktober2020 Day20:CORAL

    珊瑚。

    江戸時代で珊瑚といえば、簪(かんざし)です。

    珊瑚の簪を挿した信。牡丹と、宝籠に蝶のビラビラです。櫛は、鼈甲に燻し銀の月。

 

 


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・Inktober2020 Day19:DIZZY

    めまい。

    去年のお題にもあった気がする…。

    二度目の家出をした小吉を遠州掛川まで迎えに生き、帰りの三島宿でめまいに襲われる新太郎(男谷精一郎)さん。

 

 


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・Inktober2020 Day18:TRAP

    罠。

    小吉の友達を次々騙す詐欺師「品用師(ひんようし)」の、斎藤監物さんです。

    「監物」って、「けんもつ」とか「けんもち」とか読むらしいです。「かんぶつ」だと思ってました。

 

 


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・Inktober2020 Day17 STORM

    嵐。

    長崎海軍伝習所時代、先生にやめとけと言われたのに船出して、遭難しかかった時の、勝麟太郎船長です。

 

 


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・Inktober2020 Day16:ROCKET

    ロケット。

    ロケットは江戸時代にないぞ…ということで、着物の柄に使いました。

 

 


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・Inktober2020 Day15:OUTPOST

    辺境…とか、そういう意味と思います。

    遠州掛川で居候をしながら、「こんな田舎に居てもつまらぬ」などと思う小吉。

 

 

 

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・Inktober2020 Day14:ARMOR

    鎧です。

    「鎧…何日か前に描いたな…」ということで、ペイント鎧にしました。実際は褌一丁です。

    「こんな鎧で戦場行ったら、ケガしちゃうよ!」という顔の小吉。

 

 

 

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・Inktober2020 Day13:DUNE

 砂丘

 江戸時代には、まだ観光地ではなかったようです。

 鳥取砂丘で遭難した(かのような顔の)小吉。

 

 


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・Inktober2020 Day12:SLIPPERY

 滑りやすい。

 「今の勤めは畳の上の仕事だから、少しも気遣いが無いわ。万一滑って転ぶくらいのことだ。(『夢酔独言』より)」

 

 

 


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・Inktober2020 Day11:DISGUSTING

 嫌な、とかいう意味と思います。

 お兄ちゃん(男谷彦四郎)に勉強を見てもらう小吉。

 

 


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・Inktober2020 Day10:HOPE

 望み、希望。

 家出して早々持ち物有り金を盗まれ、物乞い&野宿しながら公家の侍を夢見る14歳の小吉です。

 

 

 

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・Inktober2020 Day9:THROW

    投げるです。投げ方とか、投げる物によってTHROWかどうか変わりそうだけども、まぁいいや。

    小吉を投げる信。イメージです。願望とかではない…はず。

 

 

 

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・Inktober2020 Day8:TEETH

    歯です。

    せっかく時代劇なのだから、お歯黒でも描けばよかったと、後から思いました。

 

 

 

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  ・Inktober2020 Day7:FANCY

    想像…ということで、江戸時代のファンシーキャラクター、朝比奈貞にインスパイアされた小吉です。

    朝比奈貞秀は鎌倉時代の武将で、合戦に敗れて行方不明になりましたが、海外へ落ち延びたのでは、という想像から、浮世絵によく描かれました。なぜか、ガリバーばりの巨人として描かれているパターンもあります。

 

 

 

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・Inktober2020 Day6:RODENT

    げっ歯類…ということで、兎武者です。

    もはや『夢酔独言』一切関係ないですが、こういうのも描いてみたかったのです。

 

 

 

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・Inktober2020 Day5:BLADE

    刀の刃に映る小吉の顔。

    いかにも人間切りましたという顔をしていますが、小吉は死体しか切ったことがありません。

 

 


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・Inktober2020 Day4:RADIO

    一応『夢酔独言』縛りで描いているのですが、4日目にして「ラジオかよ…時代が合わねえ…」と行き詰まりました。

    結果、ムリヤリ時空を歪ませて成立させました。

  お題の一覧は持ってるけど、別に予習したりしないのでこうなります。

    ラジオを聴きながら『ヅフ・ハルマ』を写本する麟太郎(勝海舟)と、その娘・夢です。

    はやおきが好きなラジオ番組は、「SUNDAY NIGHT DREAMER」です。

 

 

 

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・Inktober2020 Day3:BULKY

    何か…かさばる…とか、大きいとか…そういう意味だと思います…。

    長刀を差す平山行蔵先生。

    お題は英語なのです。訳ははやおき流なので、いい加減です。

 

 


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・Inktober2020 Day2:WISP

    何か束…とかいう意味だと辞書で出てきたので、芥子坊主(子供の髪の毛を束ねたの)です…が、煙とかそういう意味もあるみたいです。

 

 

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・Inktober2020 Day1:FISH

    魚とか海モチーフと、小吉です。

    はやおきは海モチーフが好きです。

    去年はお題一覧を見失って、当日Twitterを見てお題を推測して描くという綱渡りをしたのですが、ストレートにすごい大変だったので、今年は事前に一覧を仕入れています。

 

 

 

 

 

『夢酔独言』 五話「百物語」

  勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の五話目、小吉が8歳の時の話です。

 深川油堀から引っ越した一家は、駿河の屋敷を借ります。屋敷のとなりに寂しげな草原があるのを利用して、小吉の父・平蔵は家来もみんな集めて肝試し大会を催します。夜中、草原に立てた人形に目を付ける役が当たった小吉。無事に帰ってこられるのか…。

 

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 冒頭の、原作の該当箇所はこちら(はやおきによる現代仮名遣いで引用)。

 

 深川の屋敷もたびたびの津波故、本所へ屋敷替えを親父がして、普請(土木工事)の出来るまで駿河台の太田姫稲荷の向う、若林の屋敷を当分借りていたがの。その屋敷は広くって、庭も大層にて、隣に五、六百坪の原があったが、化け物屋敷と皆が話した。

 

 四話目まで深川油堀に住んでいた男谷家(勝家の婆様と信を引き取り、そこへ小吉が養子入りした状態)でしたが、本所へ引っ越します。深川で家を建てている間、一家は駿河の屋敷に身を寄せます。

 

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位置関係こんな感じ。

左下が深川油堀(ら辺)、右上が駿河台です。

 

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駿河台ズーム。

「イナリ」が太田姫稲荷で、となりの「フカ林」が「若林」…と読めなくもないです。

 

 

 

 冒頭、男谷家の用人・利平次が小吉を「坊っちゃん」から「若旦那」と言い換える場面がありますが、これは小吉が男谷家の子供から、勝家の当主になったことを表しています。

 

 ちなみに五、六百坪はどれぐらいの広さかというと、ひと坪約3.3平方メートル×間をとって550=1815…約2平方キロメートルです。東京ドーム約40個分(漫画では、そうとは知らず、ちょっとした広場程度に描きましたが…)。計算ミスかもしれません、数学の偏差値30ぐらいだったんで…。

 

 

 

続く百物語のくだりはこちら。

 

 おれが八つばかりの時に、親父が家中の者を呼んで、その原に人の形を拵て、百物語をしろと言った故、夜皆がその隣の屋敷へ一人ずつ行って、かの化け物の形の袖へ名を書いた札を結び付けてくるのだが、皆が怖がって、おかしかった。一番終いにおれが行く番であったが、四文銭をみがきて、人の形の顔へ目に貼り付けるのだが、それがおれが番に当たって、夜の九つ半(一時)ぐらいだと思ったが、その晩は真っ暗で困ったが、とうとう目を付けてきたよ。皆にほめられた。

 

 小吉のお父さんが、家中の、おそらく家来も含めた皆を集めて、百物語の会を催します。人形を準備したり、名前の札を結びつけて帰ってくるといったレクリエーションの企画を考えていたのを想像すると、ほほえましいです。

 

 

 

 後半、お姑さん関係のくだり。

 

 おれが養家の婆あ殿は、若い時から意地が悪くって、両親(許嫁・信の両親)もいじめられて、それ故に若死にをしさったが、おれを毎日毎日いじめさったが、おれもいまいましいから、出放題(好き勝手)に、悪態をついたが、その時親父が聞きつけて、怒っておれに言うには、

「歳もゆかぬに、婆様に向かって、己のような過言(言い過ぎて無礼にあたること)を言うやつはいない。始終が見届けない(将来どうなるか分かったものではない)」

とて脇差を抜いて、おれに切りつけたが、清という妻が謝ってくれたっけ。

 

  小吉は7歳の時、家に養子入りしましたが、勝家には許嫁の(のぶ。小吉の2歳年下)と、その祖母である婆様しかいなかったため、3人(小吉、信、婆様)は小吉の実家である男谷家に引き取られ、一緒に暮らしていました。

 小吉は姑である婆様と折り合いが悪く、原作『夢酔独言』で、婆様について「やかましい」とか、「いじめる」とか、そんなことばっかり書いています。

 

 

 

 六話「八人VS四、五十人(仮)」に続きます。

 なぜ四話や五話で、原作にない小吉の飼い犬が登場するのか…伏線回収の時間です(要は犬が出てくるんですね)。お楽しみに!

 

 

 

2020年9月に描いた絵

 2020年9月に描いた、ペン入れした一枚絵です。

  一枚絵も漫画も全然更新されないけど、ちゃんと描いているのか?…黙るしかない(進みは遅いですが描いています)…!

 

 

 

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  上坂編のメインキャスト4人です。上から、御願塚村の代官・山田新右衛門さん、夢酔一行の堀田喜三郎さん、猪山勇八郎さん、夢酔です。

 本人達のキャラクターを踏まえつつ、リアルにそうだったっぽい佇まいにしました。

 ※この時代にピースサインの概念はありません。撮影スタッフがポーズをお願いしたようです。

 

 

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  急に梅の枝を描きたくなったので、描きました。

 細部が雑…というかもっと凝りたかったのですが、膨大な時間がかかるので、欲求を解消しただけの絵です。