マンガで読める『夢酔独言』

マンガで読める『夢酔独言』

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

『童謡妙々車』の袋

はやおきが所有する絵草紙『童謡妙々車』。 内容はさっぱり読めないのですが、その精密な作画と「車」テーマで統一された口絵がとても好きです。 一編が上下巻に分かれていて、2~4冊がまとめて綴じ合わせられています。その表紙に、発売当時本が入れられ…

2021年12月に描いた絵

2021年12月に描いた絵です。 Inktoberの絵の続きを描きたかった過去もありましたが、挫けました。 新しい絵が、上に来ます。 来年は寅年ということで、島田虎之助さんです。 マンガ『夢酔独言』の島田さんは、名前に虎が付いているので、虎をイメージ…

マンガ『夢酔独言』 番外編「麟太郎と借金取り」

はやおきはただ今子供編(二~十話)を本にまとめるための作業をしている最中ですが、そのため新しいお話のペン入れがお留守になっております。 その代わりとしまして、家督を継いだばかりの麟太郎を主人公とした番外編をお送り致します。 後から思いついた…

boothでグッズを売ってるよ

マンガ『夢酔独言』序編を4冊売ってから開店休業状態のboothの「マンガで読める『夢酔独言』(店の名前)」に、ひっそりと商品が追加されました。 ↓こちらから店へ行けます。見るだけならタダ マンガで読める『夢酔独言』 - BOOTH ・2021年11月現在の…

マンガ『夢酔独言』 十五話「御師龍太夫」

勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその4です。 前回、炊いた飯を求めて伊勢をさまよった小吉ですが、今回は、御師(おんし)の家でタダ飯を食らいます。

2021年11月に描いた絵

2021年11月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 タイトル字の上に、小吉。 ちゃんとした一枚絵を真面目に描いたのは久し振りです。 小吉が20代くらいの話の扉絵にしたいな。 「SOUR」 酸っぱい。あるいは、腐った。 Inktoberの絵を、性懲りも無…

2021年10月に描いた絵

2021年10月に描いた絵です。 10月はinktoberという、一日ひとつ、お題に沿った絵をインクで描くというイベントがあるのですが、はやおきは例年毎日真面目に絵を描いていたのですが、今年は月前半まで気分の落ち込みがあったので、跡から思い立って書…

好きな『夢酔独言』エピソード10選

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」 はてなブログのお題を拝借しまして、勝小吉自伝『夢酔独言』より、はやおきが個人的に好きな勝小吉エピソードを、時系列順に、原作箇所の引用(はやおきによる現代仮名使いでお送りします)とともにご紹介します…

マンガ『夢酔独言』 十四話「生米は焚かなきゃ食えない」

勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその3です。 浜松から物乞い&野宿で伊勢路まで来た小吉ですが、伊勢路では炊いた飯はくれず、生米ばかりが溜まります。生米をかじって飢えをしのぐものの、体調を崩す小吉。河原の横穴で休…

勝小吉が一度目の家出で辿ったルート 『夢酔独言』と『平子龍先生遺事』の違い

勝海舟の父・勝小吉は、14歳の時、養家から家出し、勝家を潰しかけたことがありますが、その一部始終は、小吉の自伝『夢酔独言』に記されています。口語体で書かれ、活き活きとした当時の様子が伝わってきます。 小吉の著作にはもう一つ、『平子龍先生遺事…

お知らせ:10月以降は更新が怪しいです(見出しで十分なので中身は見なくて大丈夫です)

毎月、週末ごとに漫画のペン入れ&セリフ入力したものを公開していますが、今月とゆーか近頃はやおきのコンディションが非常に不安定のため、スムーズに順次公開できるか不明です。漫画の内容が無いのに記事を観覧していただくのは不本意なので、今月は更新…

2021年9月に描いた絵

2021年9月に描いた絵です。 新しい絵が、上に来ます。 39歳、他行留中の夢酔(小吉)です。 上を向くと、髪の生え際が、額の向こう側に消えるのを描いてみたかった絵です。 メガネかけてる女の子のビジュアルが好きなんですよという絵です。 通常のは…

マンガ『夢酔独言』 十三話「はじめての物乞いと野宿」

勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその2です。 江戸の家を出て6日目、持ち物を何もかも失って途方に暮れる小吉に、宿屋の亭主が柄杓を授けますが…。 ※ちょっとずつ打って、ちょっとずつ更新します。遅くとも、日曜日中には…

現代的価値観・モラルと時代劇

ポリティカル・コレクトネスというのをご存知でしょうか? 「人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、中立的な表現や用語を用いること」だそうです。 昨今この言葉を目にする機会が多く、漫画を描いているものですから、「各方面に配慮して、ア…

マンガ『夢酔独言』 十二話「江戸から上方へ一人旅」

勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目(当然二度目もある)の家出が本格スタートします。 江戸本所の家を出て、東海道を進む小吉。小田原で旅人2人と出会い、3人で浜松まで行きますが、何やかんやですべて失ってしまいます。

2021年8月に描いた絵

2021年8月に描いた絵です。 ここのところ漫画の絵しか描いていなかったのですが、盆休みがあり、最終日に名残惜し過ぎて要らん絵ばかり描きましたので数があります(つまり細々と公開して、更新頻度を水増ししようという狡い計画です)。 新しいのが、…

2021年7月に描いた絵

2021年7月に描いた絵です。 大して出す意味もないような平凡な絵なのですが、気付くと7月全然絵を描いてなかったので、幸い7月の日付けが書いてあるのでよかろうと思って載せました。

『童謠妙々車』口絵集

はやおきが手持ちの江戸時代の絵本に、『童謠妙々車(わらべうたみょうみょうくるま)』というシリーズ本があります。 はやおきは江戸時代の印刷物を見るのはこれが初めてで、幸いにとても作画クオリティの高い作品なので、気に入っています。 ちなみに、内…

マンガ『夢酔独言』 十一話「婿いじめ」

勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉13歳の年のエピソードです。 今回から、「家出編」(タイトルネタバレ)がスタートします。 前回、塾をサボって馬にばかり乗った挙句、お母さんのお金を盗んでお兄ちゃんに怒られ、外出禁止を言い渡された小吉。13歳の…

2021年6月に描いた絵

2021年6月に描いた絵です。 5歳頃の亀松(小吉)です。履いているのは、パパさんの下駄。 今、この辺りを描いています。 気付いたら、6月も終わりそうだったので、慌てて描きました。

2021年5月に描いた絵

2021年5月に描いた絵です。 どうということはない小吉の横顔です。 しかしこれをスキャンするのに新しいやり方を模索していたため、ここに載せるまでに時間がかかりました。 来月(6月)中にあと1回以上は、何か絵を公開したいものです。

短信(更新が滞ってるのはたいがいデジタル関係作業のせいです)

勝小吉自伝『夢酔独言』の作画・演出担当のはやおきです。 このところブログの更新が滞り、「『小吉の女房2』の放送期間中だけ、サボってたんじゃないのかよ!」と思っていらっしゃる読者の皆様も多いかと思います。 はやおきはここ5年ほど「デジタル作画…

勝小吉著・『夢酔独言』とは 冒頭文現代語訳

勝海舟の父親・勝小吉および彼の自伝『夢酔独言』を後世に残すべく延々とマンガ化している当ブログですが、改めまして、『夢酔独言』入門として、原作『夢酔独言』と作者・勝小吉について、冒頭文と現代語訳(意訳)を載せました。これから『夢酔独言』を読…

マンガ『夢酔独言』序編(完売しました)

去年末に(主に製本作業を)むちゃくちゃ苦労して作ったマンガ『夢酔独言』序編(一話14ページ+もろもろ合計全20ページ)を、昨日ようやっと販売開始いたしました。 こちらから、商品ページに行けます↓ musuidokugen.booth.pm 内容はこれ↓と同じです。…

2021年4月に描いた絵

2021年4月に描いた絵です。 鴨居(戸の上のとこ)に手をかける小吉。 このポーズが好きで、漫画でもたまに描いてるのですが、実際は背が高くないと、こんな感じにはならないと思います。

マンガ『夢酔独言』目次① 子供編(清書ヴァージョン)

マンガ『夢酔独言』(清書ヴァージョン)の一話目と、二~十話がここから読めます。 原作者兼主人公の勝小吉が、0~12歳までのエピソードです。 漫画を読まなくても内容がだいたい分かる、短いあらすじ付きです。 ・一話 檻の中の父親 慶応四年三月、江戸…

2021年春、勝小吉がかつてないほど熱い

勝海舟の父親で『夢酔独言』の著者&主人公でお馴染みの勝小吉ですが、この春、小吉と触れ合える(意訳)チャンスです。 どういうわけか、勝小吉関係の企画展示が目白押しなのです!! まず、江戸東京博物館の「市民からのおくりもの2020―令和元年度 新…

2021年3月に描いた絵

2021年3月に描いた絵です。 11、2歳頃の小吉。 3月も下旬になって、「ヤベー、3月全然一枚絵描いてねえ!」と思って(過去に1枚も描かなかった月もあるかもしれませんが確認するのが面倒なので置いといて)、半月前くらいに描いた下書きを、ペン…

マンガ『夢酔独言』 十話「小吉、塾へ行く」

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の十話目、小吉が12歳の時の話です。 信州に出張していた兄・彦四郎が帰って来ました。小吉が読み書きもできないことに衝撃を受け、当時最高峰の教育機関であった湯島聖堂へ、小吉を通わせることにした彦四郎。しか…

マンガ『夢酔独言』 九話「頭の息子」

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』の九話目、小吉が11歳の時の話です。 剣術の先生に弟子入りした小吉。そこで小普請組頭(こぶしんぐみかしら)の息子と相弟子になりますが、頭の息子は勝家の収入が低いのを、みんなの前でからかいます。 立場上、…