マンガで読める『夢酔独言』

マンガで読める『夢酔独言』

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

『夢酔独言』研究所

勝小吉の兄:男谷彦四郎さん・松坂三郎右衛門さんの代官任期と、『夢酔独言』での記述の比較

勝小吉の25歳年上の兄・男谷彦四郎(西暦1777~1840)。信濃中之条と越後水原で代官をしていました。彦四郎さんは『夢酔独言』にも度々登場し、代官として詰めきり(赴任)したことにも触れられています。 ところが、『夢酔独言』の記述と、実際の…

参考書籍

マンガ『夢酔独言』を描くにあたって、特に参考にした資料をまとめました。各本参考ポイント解説付き。 そのうち増えるかもしれません。 ・『夢酔独言 他』 平凡社 東洋文庫138 勝小吉 著 勝部真長 編 ・『夢酔独言 現代語訳「勝小吉自伝」』 PHP研究所 勝部…

原作『夢酔独言』に登場する場所・人その他忘備メモ(一度目の家出)

原作『夢酔独言』に登場する場所・人の忘備メモです。一度目の家出中限定。 目次(小見出し)は平凡社東洋文庫版『夢酔独言』に従います。漫画の話数に沿うと、順番の前後や取りこぼしがあるので。 ・十四歳・出奔・乞食旅 ・上方(かみがた)…京都付近 ・品…

原作『夢酔独言』に登場する場所・人その他忘備メモ(子供時代)

原作『夢酔独言』に登場する場所・人です。はやおきの忘備録として。 見出しは、平凡社東洋文庫版のものをそのまま適応します。漫画の話数だと、順番が前後したりするので。 全編一記事にまとめようとしましたが、けっこう膨大になったので、時期で分けます…

原作『夢酔独言』の平凡社東洋文庫版と講談社勝海舟全集版の違い:冒頭

前口上は前の記事に書いたので、読んでいただけると分かりよいと思いますが、↓ musuidokugen.hatenablog.com 改めてザックリ説明すると、はやおきが原典としているのは平凡社東洋文庫版『夢酔独言』ですが、講談社勝海舟全集別巻「来簡と資料」にも『夢酔独…

原作『夢酔独言』の平凡社東洋文庫版と講談社勝海舟全集版の違い

マンガ『夢酔独言』作画担当者のはやおきです。 はやおきが原典としている『夢酔独言』(ご存知ない方のために説明すると、勝海舟のパパである勝小吉が江戸時代に書いた自伝で、現代語訳なしでも読めてしかも面白い)は平凡社東洋文庫版なのですが、手持ちの…

勝小吉が一度目の家出で辿ったルート 『夢酔独言』と『平子龍先生遺事』の違い

勝海舟の父・勝小吉は、14歳の時、養家から家出し、勝家を潰しかけたことがありますが、その一部始終は、小吉の自伝『夢酔独言』に記されています。口語体で書かれ、活き活きとした当時の様子が伝わってきます。 小吉の著作にはもう一つ、『平子龍先生遺事…

勝小吉著・『夢酔独言』とは 冒頭文現代語訳

勝海舟の父親・勝小吉および彼の自伝『夢酔独言』を後世に残すべく延々とマンガ化している当ブログですが、改めまして、『夢酔独言』入門として、原作『夢酔独言』と作者・勝小吉について、冒頭文と現代語訳(意訳)を載せました。これから『夢酔独言』を読…

岡野家年譜で読み解く隠居後の勝小吉の行跡

マンガ『夢酔独言』上坂編(百八〜百二十二話)では、隠居後の小吉が入江町の地主・岡野家の家計トラブルに介入し、解決に必要な大金を手に入れるため、江戸から摂州へ旅立ちます。 漫画では、このトラブル(以下:岡野家騒動)が起こったのは、発端から解決…

『夢酔独言』における勝小吉の文章力

『夢酔独言』が好き過ぎて、たまに何かのきっかけで「『夢酔独言』のここがすごい!」が噴出するときがあるのですが、今回は『夢酔独言』における勝小吉の文章力について、3つの要素で語りたいと思います。 ※ここで紹介する『夢酔独言』の一節は、平凡社東…

小吉の居た場所(小吉0~16歳)

小吉の居た場所(小吉0~16歳) 本所、浅草界隈を中心に、江戸の町に生きた小吉。この記事では、『夢酔独言』に出てくる地名を、主人公・小吉の足跡とともに紹介します。 第一回は小吉が生まれてから、14歳で家出し、帰ってくるまで居た場所です。 小吉…

古典初心者でも読める『夢酔独言』入門

古典初心者でも読める『夢酔独言』入門 『夢酔独言』とは・・・勝海舟の父親、勝小吉が、「男たるもの決しておれの真似をしないがいい」と書き遺した自伝。不良ふしだらに過ごした半生を反省すると見せかけて、大半のエピソードがいつの間にか悪行自慢にすり…

小吉の女房

小吉の女房 ドラマ『小吉の女房』1月11日(金)スタート! NHKのBSプレミアムで、『夢酔独言』の主人公・勝小吉の妻、信(のぶ)を主人公にしたドラマ『小吉の女房』が、2019年1月11日(金)20時からスタートします。

『夢酔独言』主人公の勝小吉はどんな見た目だったか

勝小吉のビジュアルを、文献、写真から検証してみました。 マンガに登場する勝小吉像は、イメージです。 ところで、勝小吉の実際の見た目は、どんなだったんでしょう?