マンガで読める『夢酔独言』

マンガで読める『夢酔独言』

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

2020年3月に描いた絵

 2020年3月に描いた、ペン入れした絵です。

 こういうものを描いている間、当然ながら漫画制作は滞ります。ここに載せる絵が無いのが、順調な証拠。

 

 

 

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  流行に乗らないのを自慢としているようなつまらない奴ですが、この絵はついふらふら米津玄師さんのCDを買って聴いた感想みたいなものです。ちゃんと聴くのは初めてだったんですが、だいたいこんな感じでした。

 色を付けたいけど、綺麗に描ける自信がないな…。

 風とか水を逆さまに流すと、エモーショナルになる気がします。

 

 

 

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  灯りに照らし出される小吉。

 この懐中電灯にでも照らされたような表現は、江戸時代の絵本に登場する描き方で、龕灯(がんどう)という携帯照明器具の灯りです。銅などの金属で出来た桶のような物の中に燭台が備え付けてあり、中にロウソクの火を灯す道具です。燭台は固定式ではなく、くるくる回る仕組みで、下向きに持っても、前に掲げても、ロウソクがまっすぐになるように設計されていました。持っている人の顔が照らされないことから、「強盗提灯(がんどうちょうちん)」とも呼ばれました。

 いつか扉絵に使いたいです。小吉が、小林隼太さんに闇討ちされそうになる話とかに。