『夢酔独言』 三十七話 信濃での大捕り物
兄のお供で、信濃の国に来た小吉。兄・彦四郎の体調が悪いので、代わりに村の検見をすることに。百姓に融通し、喜ばれます。
同じ月、郡代百姓の屋敷で刃傷沙汰が発生し、下手人の拘束に向かう小吉。相手は興奮し、門のそばで刀を構えている。小吉、どうする。
検見については、マンガの通りです。
原作では一枡2合5勺のところを6合5勺にすると書いてあるのですが、そうすると実際の取れ高より割増しで徴収することになり、それでは村人は喜ばないだろう、小吉が逆の数字を書いてしまったのだとムリヤリ解釈しました。
郡代百姓の屋敷での騒ぎのくだりは、ほぼ原作通りです。むやみとチャンバラをしなかったり、砂で目つぶしするあたりがリアルです。
三十八話に続きます。