マンガで読める『夢酔独言』

マンガで読める『夢酔独言』

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

夢酔独言

『夢酔独言』 九十二話 怖くって名も呼べぬ

『夢酔独言』 九十二話 怖くって名も呼べぬ 吉原の仮宅にて銭座(鋳銭所)の息子とケンカになり、店の2階から息子を放り投げた小吉。銭座勢一同が長鉤を持って押し寄せて、大ゲンカがスタートします。 長鉤を持った30人に対し、刀を抜いて互角に闘う(本…

『夢酔独言』 九十一話 その名を知らぬ者はない

『夢酔独言』 九十一話 その名を知らぬ者はない 小吉36歳。息子・麟太郎は15歳、長女はなに、次女順も産まれました。と同時に、持病の脚気も悪化してきます。 天保八年(西暦1837)二月、大火で吉原遊郭が焼失。小吉は仮宅(かりたく)へ通います。…

『夢酔独言』 九十話 兄に殺されかける

『夢酔独言』 九十話 兄に殺されかける 甥っ子の正之助へ手紙を書いたことで、三郎右衛門さんを怒らせた小吉。偽筆ということにして何とか乗り切り、あとは大兄・彦四郎さんから手紙を待つばかり。 ところが、待機している小吉の命を狙う人物が…。

『夢酔独言』 八十九話 そんな手紙は書いてない

『夢酔独言』 八十九話 そんな手紙は書いてない 甥っ子の正之助に悪知恵を書いた手紙を出したことがばれて、次兄・三郎右衛門さんを怒らせた小吉。兄弟の情に訴えますが、効き目がないようなので、攻めに転じます。 三郎右衛門さんから、小吉は自分が書いた…

『夢酔独言』 八十八話 兄弟の情が薄いじゃないか

『夢酔独言』 八十八話 兄弟の情が薄いじゃないか 甥っ子の正之助に、支配地での知恵を書いた手紙をやった小吉。 どういうわけか正之助が手紙を落とし、手紙の内容が、正之助の父親である小吉の次兄・三郎右衛門さんに知れてしまいました。 小吉は長兄・彦四…

『夢酔独言』 八十七話 悪知恵

『夢酔独言』 八十七話 悪知恵 34歳の年、10年間絶交していた2番目の兄・三郎右衛門さんと仲直りした小吉。ところが翌年の春、三郎右衛門さんの惣領・忠蔵が、何者かに殺されてしまいます。 用心のため、しばらく林町の三郎右衛門さん宅に通う小吉。 そ…

『夢酔独言』 八十六話 二番目の兄

『夢酔独言』 八十六話 二番目の兄 小吉34歳。小吉の2番目の兄・三郎右衛門が登場です。 10年ほど前、小吉と金の貸し借りでもめて、絶縁状態だった三郎右衛門さん。突然お金を2分(小吉が貸した8両の16分の一)を手紙とともに送って、小吉に「会い…

『夢酔独言』 八十五話 江戸の町は火事が多い

『夢酔独言』 八十五話 江戸の町は火事が多い 秩父屋三九郎という幕府の着物類御用達に、仕事の仲立ちを頼まれた小吉。かつて息子・麟太郎が大奥に居た「つて」で三九郎の世話をしますが、先方に渡すはずのお礼金を、三九郎が出そうとせず…。 麟太郎と火事の…

『夢酔独言』 八十四話 剣術道場の小吉

『夢酔独言』 八十四話 剣術道場の小吉 17歳で剣術を始めた小吉。30歳の現在、大きな試合の行司をしたり、伝授の言い渡しに揉め事の仲裁、世話役として奔走します。 一方、小吉の縄張りでは、奇妙なことが起きて…。

『夢酔独言』 八十三話 道具市の小吉

『夢酔独言』 八十三話 道具市の小吉 小吉、30歳。地主さんのお世話で貧乏になっていたところ、友達から5両もらって商売を始めました。 ただ道具を売り買いするだけで満足しないのが小吉。小吉流、市場での戦略とは。

『夢酔独言』  八十二話 掛捨て御免

『夢酔独言』 八十二話 掛捨て御免 前回までのおさらい:引っ越し先の地主さんのお金を工面していたら、小吉のお金が無くなりました。そんな小吉を見兼ねて、友達がお金を出そうとします。しかし、プライドの高い小吉が受け取るはずもなく…。

『夢酔独言』 八十一話 麟太郎と博奕と飢饉

『夢酔独言』 八十一話 麟太郎と博奕と飢饉 今回は、勝海舟の言葉集『氷川清話』からのお話です。 麟太郎(海舟)12歳の頃のお話。当時旗本の間で博奕が流行していて、周りの家はみんなやっていた。そんな中、父親の小吉は博打が大嫌いで…。と、天保の飢饉…

『夢酔独言』 八十話 岡野家の世話

『夢酔独言』 八十話 岡野家の世話 小吉30歳頃のこと。引っ越し先の道楽者の地主さんから、後継ぎの孫一郎さんの御番入とお嫁さんの世話を頼まれました。ところが、悪名高い岡野家に、誰もお嫁に来てくれません。

『夢酔独言』 七十九話 地主のふしだら

『夢酔独言』 七十九話 地主のふしだら 引っ越し先の地主さんのお金の世話をし過ぎて、貧乏になった小吉。そこへ、地主さんの奥さんがやって来ます。「亭主がふしだらで困っているから隠居させてほしい」。 しかし、親類でもない小吉には、地主さんを隠居さ…

『夢酔独言』 七十八話 四文の銭も無い

『夢酔独言』 七十八話 四文の銭も無い ここまでのおさらい:本所割下水(わりげすい)の地主さんともめて、入江町に引っ越して来た小吉でしたが…。 引っ越して早々、地主さんの借金について相談を持ちかけられた小吉。商売(刀剣道具の売買)道具を質屋に入…

『夢酔独言』 七十七話 利平の死

『夢酔独言』 七十七話 利平の死 小吉が7歳で勝家に養子に入る前、男谷の家の用人を務めていた利平次。 隠居して親類の元へ帰りましたが、退職金を残らず取られ、再び男谷家へ。そこでも邪魔にされていた利平を、小吉は引き受けます。しかし、勝家にも、利…

『夢酔独言』 七十六話 女房の乱心

『夢酔独言』 七十六話 女房の乱心 時は少しさかのぼって、小吉が28歳頃のお話です。 ある時、よその武士の妻に惚れた小吉。自分の妻・信に「その女をもらってやろう」と言われ、大喜び。ところが、当然ながら信は怒っていたのだった。 喧嘩になり、信に短…

『夢酔独言』 七十五話 看病

『夢酔独言』 七十五話 看病 小吉30歳の時、麟太郎が犬に噛まれて重傷に。小吉は自ら麟太郎を抱いて寝て、看病をします。しかし、回復の遅さにしびれを切らして…。

『夢酔独言』 七十四話 息子の命はおれが受け合う

『夢酔独言』 七十四話 息子の命はおれが受け合う 息子は今晩にも持たないかもしれない。小吉はその晩から金毘羅様へ祈り、自ら麟太郎を看病します。…その方法とは?

『夢酔独言』 七十三話 命は今晩にも受け合えぬ

『夢酔独言』 七十三話 命は今晩にも受け合えぬ 病犬に金玉を噛まれた息子・麟太郎(海舟)。傷は縫いましたが、命の保証はできないと医者から告げられる勝一家。妻の信や婆殿、家来たちは悲しみますが、小吉はその様子を見て激怒します。

『夢酔独言』 七十二話 犬に食われた息子

『夢酔独言』 七十二話 犬に食われた息子 勝小吉30歳、息子・麟太郎9歳。 習い事に行く道中で、麟太郎が犬に噛まれました。 塾近所の家で手当てを受ける麟太郎の元へ、小吉が駆けつけます。 手術のために駕籠で家に帰る小吉と麟太郎。傷は縫いましたが、…

『夢酔独言』 七十一話 帰って来た息子

『夢酔独言』 七十一話 帰って来た息子 7歳の時、江戸城にスカウトされ、将軍の孫・初之丞様のお相手をすることになった麟太郎(後の勝海舟)。2年のお城勤めの後、勝家に帰って来ました。 さっそく学問を始める麟太郎に、獰猛なアレが襲い掛かる…!

『夢酔独言』 七十話 地主ともめてお引っ越し

『夢酔独言』 七十話 地主ともめてお引っ越し ところで小吉は家作(借家)暮らしですが、地主さんが「代官になりたい」と言い出します。「代官はお前様には無理だ」と懇切丁寧に意見を言う小吉、当然地主さんと揉めます。

『夢酔独言』 六十九話 小吉、人間を切る

『夢酔独言』 六十九話 小吉、人間を切る 友達に話を持ちかけられ、処刑人・山田浅右衛門の弟子になった小吉。浅右衛門の弟子になれば、斬首した後に残った胴体で、試し切りが出来るという…。

『夢酔独言』 六十八話 南平は息子の師匠 

『夢酔独言』 六十八話 南平は息子の師匠 今回のお話は、小吉の息子・勝海舟の発言をまとめた本『氷川清話』を元に構成したものです。 彼の父親・小吉と親しかった、殿村南平のその後。

『夢酔独言』 六十七話 小吉、悪霊を退治する

『夢酔独言』 六十七話 小吉、悪霊を退治する 怪しい祈禱師・殿村南平に弟子入りをし、祈祷の方法を習っていた小吉。 ある時小吉は、南平主催の、富くじの当たり番号当てのための祈祷会場に居合わせます。 「ひとつ、おれがやってみせようか」…小吉、寄せ加…

『夢酔独言』 六十六話 祈禱師に弟子入り

『夢酔独言』 六十六話 祈禱師に弟子入り 柳島妙見の帰り、友達の家で殿村南平という怪しい男と知り合った小吉。小吉の信仰対象や死霊について言い当てる南平に、すっかり感心する。小吉は御番入(役職をもらうこと)の祈祷もする南平に弟子入りをし、金をつ…

『夢酔独言』 六十五話 小林隼太の顛末

『夢酔独言』 六十五話 小林隼太の顛末 かつて試合で負けた腹いせに小吉を闇討ちにしようとしたでおなじみの、小林隼太の再登場です。 なんやかんやで小吉の弟子(小吉談)になった小林隼太。小吉が家やら道場やらを世話しますが、アウトロー気質は変わらず…

『夢酔独言』 六十四話 息子が先に出世する

『夢酔独言』 六十四話 息子が先に出世する 麟太郎(7歳)の就職先が、江戸城に決まりました。小吉と妻の信は、喜んで支度をします。 一方、父親である小吉は、無職のままで…。

『夢酔独言』 六十三話 麟太郎のお庭拝見

『夢酔独言』 六十三話 麟太郎のお庭拝見 文政十二年(西暦1829)、勝小吉28歳、息子・麟太郎7歳。 江戸城にての、お庭拝見に参加する麟太郎。そこでの言動がもとで、麟太郎は江戸城に呼び出されることに…!