マンガで読める『夢酔独言』

マンガで読める『夢酔独言』

勝海舟の父親・勝小吉の自伝『夢酔独言』がマンガで読めるブログです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

『夢酔独言』 四十話 刀の長さ比べ

『夢酔独言』 四十話 刀の長さ比べ 江戸・本所界隈で幅を利かせる小吉。それを良く思わない小林隼太は、小野兼吉という男をけしかけ、小吉と剣術試合をさせようとする。小吉を訪ね、長刀自慢をする兼吉。それに対し、小吉は…。

『夢酔独言』 三十九話 小男大男

『夢酔独言』 三十九話 小男大男 小吉18歳、信州から江戸へ帰ってきました。平山行蔵先生のところへ入り浸っては、他流試合に励みます。 そんな時、小林隼太という大男が現れます。

『夢酔独言』 三十八話 道中は賊ばかり

『夢酔独言』 三十八話 道中は賊ばかり 小吉18歳。信濃へ兄のお供で赴任中、江戸で母が亡くなったとの知らせが来て、小吉・彦四郎は江戸へ帰ることに。 帰りの道中には、馬方に紛れた牢抜け男、無礼な老中、酒乱の剣術遣いと、物騒なやつらばかり。

『夢酔独言』 三十七話 信濃での大捕り物

『夢酔独言』 三十七話 信濃での大捕り物 兄のお供で、信濃の国に来た小吉。兄・彦四郎の体調が悪いので、代わりに村の検見をすることに。百姓に融通し、喜ばれます。 同じ月、郡代百姓の屋敷で刃傷沙汰が発生し、下手人の拘束に向かう小吉。相手は興奮し、…

『夢酔独言』 三十六話 居候・引っ越し・詰めきり

『夢酔独言』 三十六話 居候・引っ越し・詰めきり 謎の新キャラ(三十五話参照)は置いといて、小吉の事情です。 行くあてもなく困っている青年を、小吉は家に泊めてあげます。その一方で、引っ越しを決意します。 秋になり、兄の信州出張へ付いて行くことに…

『夢酔独言』 三十五話 湯屋の株

『夢酔独言』 三十五話 湯屋の株 無職の小吉の手元に、40両もの大金があるのはなぜか。 これより本所・浅草であちこちの世話をして、界隈の顔役になっていく小吉ですが、その最初のエピソードです。

『夢酔独言』 三十四話 道場破り

『夢酔独言』 三十四話 道場破り 小吉の発案で、男谷兄弟や近所の剣術道場の弟子たちが、他流試合を始めます。他流試合とは、流派の違う剣術遣いが試合をすること。 やるのは小吉とその仲間たちなので、他流派の師匠に体当たりしたり、試合を断わられて暖簾…

『夢酔独言』 三十三話 他流試合はいかが

『夢酔独言』 三十三話 他流試合はいかが 小吉17歳、四谷伊賀町の平山行蔵先生を訪ねては、武器・武術見学をしたり、昔話を聞いたりして、一方では、剣術道場で伝授を二つもらいます。 しかしそんな現状に満足しない小吉は、当時一般的でなかった「他流試…

和柄コレクション 紅葉・銀杏

今週のお題「紅葉」 紅葉模様は、秋の模様です。和柄では、モミジとイチョウが2トップです。 四季を表す和柄で、世に溢れかえっているので、逆に自分好みのこれというものはあまりないのですが、そのなかでいつくつか素敵で変わっているものを紹介します。 …

『夢酔独言』 三十二話 これだけは聞けない

『夢酔独言』 三十二話 これだけは聞けない 17歳になった小吉、四谷伊賀町に住む武辺者・平山行蔵先生に会いに行きます。滅多に人に会わないという、平山先生に会うための小吉の秘策とは…。 ※このお話は、時系列的には前回(三十一話)の続きですが、内容…

『夢酔独言』 三十一話 四谷伊賀町の武辺者

『夢酔独言』 三十一話 四谷伊賀町の武辺者 年が明け、小吉は17歳になりました。 正月、小吉は男谷兄弟の弟・忠次郎に剣術の試合を申し込みますが、ボロ負けして、「団野(直心影流)」に弟子入りを決めます。 一方、男谷兄弟からもたらされた、平山行蔵と…

『夢酔独言』 三十話 喧嘩の稽古

『夢酔独言』 三十話 喧嘩の稽古 前回、親戚の兄弟・新太郎と忠次郎と一緒にお祭りへケンカをしに行った小吉ですが、大勢を相手にすることになり、散々な目に遭いました。そこで小吉は兄弟の家の用人・源兵衛を師匠に、ケンカの稽古を始めます。 だんだんケ…

『夢酔独言』 二十九話 喧嘩には刀も使うよ

『夢酔独言』 二十九話 喧嘩には刀も使うよ 親戚の新太郎・忠次郎兄弟に、男谷家の用人・源兵衛といっしょに八幡のお祭りへケンカに出掛けた小吉。始め数人の男にケンカを売ったつもりが、加勢が来て、4人対50人です。

『夢酔独言』 二十八話 祭りは喧嘩をしに行くところ

『夢酔独言』 二十八話 祭りは喧嘩をしに行くところ 小吉には、近所に新太郎と忠次郎という、同年代の親戚がいました。ある時、小吉と兄弟は、用人の源兵衛を伴って八幡のお祭りへ、ケンカをしに出掛けます。 初めは数人にケンカを売ったつもりが、大人数が…

和柄コレクション 柴束模様

柴束とは、火を焚くために燃料として使われていた、柴(そのへんの雑木)の枝を束ねたものです。「おじいさんは山へ柴刈りに…」の柴です。 燃料ですから、冬の模様になります。雪や、春を匂わせる梅の花と組み合わせられます。江戸時代中期の着物や柿右衛門…

『夢酔独言』 二十七話 吉原デビュー

『夢酔独言』 二十七話 吉原デビュー 知り合いの侍にへ連れて行かれ、16歳で吉原へ初めて行った小吉。「面白いから」と毎日吉原へ通うが、当然、遊ぶにもお金がかかる。 そんな時、兄の勤めるお役所に年貢の金が来た。 これは、盗んで使うしかないぜ!

『夢酔独言』 二十六話 自分の名前が書けない

『夢酔独言』 二十六話 自分の名前が書けない お姑さんとの不仲が原因で、14歳の時、上方を目指して四か月間の家出をした小吉。無一文になったり物乞いをしたり、病気にかかったり崖から落ちたりしましたが、自力で江戸の家まで帰ってきました。その無理が…

『夢酔独言』 二十五話 十四歳で隠居は早い

『夢酔独言』 二十五話 十四歳で隠居は早い 約4ヵ月の家出の末、小吉が家に帰ってきました。 今までの疲れがどっと出て、10日間寝続けたそうです。これ以上行方不明が続くと勝家も断絶の危機でしたが、何とか回避。 ですが、家出のツケは大きく…。

『夢酔独言』 二十四話 家に帰る

『夢酔独言』 二十四話 家に帰る 漁師の家を逃げ出し、高輪にあった船の中で寝た小吉。地元の人に叱られ高輪を出て、 愛宕山、両国橋、回向院と、江戸をさまよいます。 回向院で、物乞いの頭に「仲間へ入れ」と言われる小吉。どうする…?

『夢酔独言』 二十三話 またまた逃亡

『夢酔独言』 二十三話 またまた逃亡 江戸から上方(かみがた)を目指して家出した14歳の小吉。家出から約4ヶ月、小吉は小田原の漁師の家で住み込みをしていましたが、ついに江戸へ帰る決心をします。しかしそこは江戸時代、自分の足で歩いて帰るしかない…

『夢酔独言』 二十二話 小吉、漁師になる

『夢酔独言』 二十二話 小吉、漁師になる 崖から落ちた小吉でしたが、箱根から小田原まで戻ってきました。小田原でスカウトされ、なぜか漁師生活を送ることに。そして「うちの子供になれ」と言われる小吉。どうなる『夢酔独言』!

『夢酔独言』 二十一話 崖から落ちても狼には食われない

『夢酔独言』 二十一話 崖から落ちても狼には食われない 崖のそばで野宿をしていた小吉、案の定転落しました。金玉を打って気絶しますが、何とか崖下から脱出します。行くあてもなく、金玉は腫れて膿が出る…そんな小吉を、小田原の漁師がスカウトします。

『夢酔独言』 二十話 崖のそばで寝る

『夢酔独言』 二十話 崖のそばで寝る 「上方へ行くのはよせ」と、江戸まで送ってくれる親方。石部(現在の滋賀県)まで来ていた小吉ですが、またまたまた府中まで戻ってきました。このまま江戸へ戻るのか…?とおもったら、物理的に急転直下です。

『夢酔独言』 十九話 上方はいかぬところ

『夢酔独言』 十九話 上方はいかぬところ 病気から回復した小吉は、またまた府中まで戻ります。施行(ほどこし)を二度取りして殴られたり、かと思えば、遊郭の客に食べ物をもらったり。 そんな小吉の前に、上方行きを止めるよう言う人物が現れます。

『夢酔独言』 十八話 行き倒れる

『夢酔独言』 十八話 行き倒れる 龍太夫のくだりで知り合った男と別れ、四日市へ来た小吉。白子の浜で寝た夜に、頭痛がして、病気になってしまいます。道ばたに倒れて、水を飲んで飢えをしのぐ小吉。このままでは、助からないぞ。

『夢酔独言』 十七話 どうせ奉公するなら公家がいい

『夢酔独言』 十七話 どうせ奉公するなら公家がいい ここまで物乞い&路上生活をしてきた小吉ですが、馬に乗ったら侍に拾われました。大人しくしていればいいものを、14歳らしい理由で侍の家を逃げ出します。そして四日市で、思いもよらない再会です。

2023年は勝海舟の生誕200周年だ!『夢酔独言』もよろしくね!

「はじめに」からの続きです。 musuidokugen.hatenablog.com ・『夢酔独言』をマンガ化したよ 2015年のとある金曜日に『夢酔独言』を読んでその面白さに衝撃を受けたわたしは、「そうだ、マンガ化しよう!」と思い立ち、土曜日、描き始めました。 で、『…

『夢酔独言』主人公の勝小吉はどんな見た目だったか

勝小吉のビジュアルを、文献、写真から検証してみました。 マンガに登場する勝小吉像は、イメージです。 ところで、勝小吉の実際の見た目は、どんなだったんでしょう?

はじめに

初めまして。 『夢酔独言』のマンガを描いている者です。 私が『夢酔独言』をマンガ化し、発表しようと思うに至ったいきさつを書きます。

勝小吉自伝『夢酔独言』とは

『夢酔独言』は、冒険小説である。 『夢酔独言』とは、幕末・明治維新に活躍した偉人、勝海舟の父親が書いた自伝です。この記事では、作者兼主人公の勝小吉と、『夢酔独言』のストーリー、独特の文体について解説します。 1 概要(成り立ち) 2 ストーリー…